サーバのダウン中に見た映画

ダーリンは外国人
原作も見ているし、井上真央が主演ということもあり、
明るい屈託のない、かなりの部分がちょっと暗めの話で
意外だった。細かなエピソードの積み重ねを予想していたのだが、
原作が生まれる背景の話という感じのも以外だった。ま、いいか。

ちょんまげぷりん
ちょっとバカにしていたのだが、かなり良かった。時代考証がどの程度されているのかわからないが
この手の映画で気になりそうな、取ってつけたような侍言葉やしぐさでちゃちさを感じさせることは
無かった。
また、終わり方も素敵だった。最後に清志郎の歌をバックに流れるNGシーンも良かっただ。
ちょっと地味に思えるともさかりえと錦戸をキャスティングした人は大したもんだ。

Sound of Music
カミさんが録画したテレビの映画。
これが事実に基づいた話だとは知らなかった。時代背景は面白いが、こういう甘ったるいミュージカルは
どうも性に合わない。

王と鳥
名作と言われている1980年制作のフランスのアニメ。アンデルセン童話が元になっている。
出だしのところで裸の王様の話に近いなどと思っていると訳の分からない、突拍子もない展開に
なだれ込んでいく。その訳の分からない状況をベースに話が広がっていき、SF的な要素まで
大いに取り込んで、導入部からは全く想像もできない世界を感じさせてくれる内容になっている。
破壊的なくらいの自由さ、とでも言えばいいのか。それでいて調和は保たれている。
内容的にはこんなにすごいのにタイトル名と絵のセンスで損をしていると思う。

風が強く吹いている
たたみかける出だしがとても良い。林遣都の走る姿がとても美しい。小出恵介の優等生は鼻につく。
駅伝というスポーツは単調なことの繰り返しなので映画の題材としては相当に難しいと思うが、
キャラのはっきりした登場人物を多く使うことでうまく切り抜けている。夏の合宿の絵も美しい風景だった。
予選会というはっきりした盛り上がりが途中にあるのも良い。途中の停滞をみごとに乗り切って
最後はもう感動の嵐だと思ったら、往路が終わったところで一休み。最後は安易で過剰だが、
まあ許そう。

ゼイラム
これも古いSF映画で評価が高い。
ところが、始まってみると、ヲイヲイ、白黒かよ。といびっくりさせる出だし。
次第にわかってくると、素人が作ったにしては良く出来てるなと思わせるようなチープさのオンパレード。
キャスティングがプア(悪くはないが)。小物も相当にプア。(これは救いがない)
相手のキャラの出来がひどく、(デザインのセンスがない)お経みたいな声を出して、チリンチリン鈴を鳴らす。
托鉢僧か、旅がらす的な任侠またたびもの、みたいでちっとも強く見えない。
巨大な携帯とか言葉使いとか時代を感じさせるものもてんこ盛り。
このセクシーな女優さんはこのあとどうしたんだろう。

みんな元気 EVERYBODY’S FINE
ロバートデニーロがさみしい老人の役をやるなんて、かなりショッキングだ。
子供たちを訪ねて回る。父親をがっかりさせないため、みんな隠し事や嘘を重ねていて
すぐに追い返すか、一緒にいられない事情があったりする。たったそれだけの内容。
アメリカの長距離電車や長距離バスがたくさん出てきた。乗っ経験はないけど、
見た限りではなかなか快適そうだ。