海猿 THE LAST MESSAGE

こういういかにもテレビ局が作りましたという映画は概して評価が低いが、
個人的には海猿シリーズの過去のものや252とかは嫌いじゃなかった。
ストーリーの流れの計算がきっちりされているのが安心できる。
(予告が目に焼き付いているのとサブタイトルがエンディングを予想させるのが玉に傷だ。)
流れはよくあるパニック映画そのままでこんな感じだ。
のっけから大緊迫の超スピーディーなパニックスケクタクルな展開が
息継ぎをする暇もなく続く。
(いやーぁ、すげぇ。すげぇ。ここまで詰め込んだものは外国ものでも見たことがない。)
一息ついた後、お約束の生き残った人同志の仲たがいがあり、
何だか良くわからないまま、状況が悪化する。これもお約束通り。
主人公の勇敢なチャレンジで状況の悪化を食い止める。
.......
てな感じ。
この手の映画は感動的なフィナーレにしようと、どうしても大甘な感じになる。
それ残念だ。もっと工夫が欲しい。クールな感じならだいぶ違うのに。
途中までが素晴らしかっただけにもったいない。