アメリカンなファミリーコメディーを想像していたのだが、実際にはとてもドライで風変わりな映画だった。
他の人はそうは思わないかもしれないが、個人的にはこれはSF映画に分類しても良いのではないかと感じた。実際にこんなことが世の中にはないと思うので、あながち間違いとも言えないだろうし、このドライな感じは純粋なSFに共通する部分がある。
椎名誠の小説で「アドバード」というSF大賞を取った、個人的に大好きな名作があるが、過剰な広告という部分で共通するものを感じた。
ハッピーエンドと言える結末だが、それも能天気なものではなく、非常に抑制が聞いたもので、終始一貫計算しているのだろうと感じられた。
でも、狙うべきターゲットは、能天気な中にちょっと毒が混じっているほうが良いのではないだろうか。
お金で幸せが買えるわけ (The Jones)
