今回の海外出張のソフィアからシュトュットガルトへの移動は本当に大変だった。
ソフィアの空港でまずゴタゴタ。
まず、ゲートで待っている間にウィーンへのフライトが遅れることがわかり、乗り換えが怪しくなった。誰かに状況を聞こうにもトランスファーデスクに誰もいないし、間に合わなかった時に何とかなるものか確認が取れないのに、焦ったので、一旦税関から外に出てチェックインカウンターに向かった。ウィーンからシュトュットガルトへは遅れても4便もあるし大丈夫と言っていたので、そのままセキュリティーチェックとパスポートコントロールをもう一度通った。パスポートコントロールでは2度目なので、事情をいろいろ聞かれた。一緒に行った2人は英語が出来ないが、先に行ったために事情を説明しておらず、私のところで合点が行ったということ。
飛行機は遅れたが結局離陸した。そこでもう大丈夫だと思って、「もしドラ」の続きを読んでいた。ちょっと早いかなとは思ったが、飛行機が到着した。到着の前に窓から町を見たが、ウィーンの町にしてはずいぶん貧乏くさいなと思ってた。タラップからバスに乗り、ビルに向かう途中でソフィアの空港独特のマークが見え、自分の目を疑った。飛行機がソフィアに戻ったのだった。トラブルに巻き込まれるにしても、ここでは避けたいという空港だったが、もう仕方がない。そう言えば申し訳ないといったアナウンスがされてたな、と後から思った。あれは到着が遅れて申し訳ない、というものではなかったのだった。
荷物を取って、また税関から外に出た。(当日2度目)
オーストリア航空のデスクに列が出来ていた並んでいたら、何か名前を呼ばれて、他の人よりもちょっと優先して扱われていた。ただ、チケットを発券してもらうのにすごく時間がかかった。今度はチューリッヒ経由になった。
チェックインをしてまたセキュリティーとパスポートコントロールを通った。パスポートコントロールでは本日3度目の窓口のお姉ちゃんがこち呆れていた。これで最後だよね、と言っているので、I hope so. と言っておいた。
チューリッヒ向けの便はまたしても遅れ、乗り換え時間が怪しくなった。
到着後空港内を走った。ところが掲示板を見るとシュトュットガルト行きのフライトがキャンセルになっていた。なんてことだ。
そこでスイス航空のデスクに向かうと、長蛇の列が出来ていた。並んでいると人が回ってきて、シュトュットガルトに行く人はいますかと聞いていたので返事をしたら、回りの人もみなそうで、電車で行くと言う方法が残されていて、チケットを駅の事務所に行けば交換してくれるが、時間が無いので急げという。まずは荷物を取らなければならなかったが、なかかな見つからず、ようやく見つかり、駅の事務所へと急ぐ。そこにもまた列が出来ていた。もう駄目かと思ったが、シュトュットガルトに行く人がまとまっていたので、一編にチケットを発券してもらって一気に時間を短縮できた。
他の人たちと一緒にホームに行った後はもうその人たちのあとを付いて行く感じになった。どこでどう乗り換えどのくらい時間がかかるとか、全くわからない中ちょっと情けない感じがあったが仕方ない。他の人たちはスペイン人の兄ちゃんが中心になってなれなれしく団結していて、我々日本人3人は微妙な距離を保っていた。
結局、チューリッヒ空港からチューリッヒ中央駅、バーゼル、カールスールエと乗り換えることになった。
途中でホテルにメールで到着の遅れを連絡したらよくわからない返事が来た。
途中の乗り換えはスムーズだったが、車中でリラックスするにはあまりに情報不足だった。それでもシュトュットガルトに着いたので一緒に行動した人たちとはほとんどコミュニケーションを取らなかったけれども、非常に助かった。
シュトュットガルトの駅からホテルまではスムーズだったが、着いたらもう夜中の1時半で雪が降る中、町もホテルも真っ暗で人の気配が皆無。タクシーの運ちゃんも我々をそこに降ろしていいのか躊躇われるような状況だったが、行ってしまった。
ホテルは案の定ドアに鍵がかかっていた。ホテルのインターホンを押したら人が出たので、鍵を開けてくれといったら、開けないという。
こちらの様子がわかったらしく、メールでコードを送っただろうという。
入り口は隣のレストランだと言ってやり取りが終わった。
レストランの外には鍵を隠すようなところは何も無く、ただドアは開いた。中に入ってもまだその先にドアがあり鍵が掛かっている。
壁に機械が取り付けられていてタッチパネルにキーボードが表示されている。ホテルから先ほど受け取った返信のメールを見ると、3人分のコードが云々と書いてあったので、そこに書かれた苗字をそのまま打ち込んだら鍵が落ちてきた。ようやくこれで泊まれる。
ようやく、部屋に入り長い長い一日は終わりに向かった。
ところが他の2人はまだ部屋に入れていなかった。ドイツの鍵はやり方をしらないとなかなか開かないのだ。5分かかってようやく開いたらしい。あーあ。
大変な一日
