昭和38年。粗っぽい元気と濃い人間関係と様々な混沌に満ちていた時代。
場所は石炭産業が傾きつつある、九州は福岡、炭鉱の島。
その雰囲気が素晴らしく上手に再現されている。
話は、出戻り美人母と東京育ちの男の子、そして友達になった信さんの
小学生から高校生までの間のいろいろなエピソードに終始する。
小雪が出ていることもあり、オールデイズの福岡版とでも言ったところか。
評価は高くないが、日本らしい名作だと思う。
博多弁が、方言がとても良い味を出していて草野球が重要な役割をしている。
柄本明の息子はこの映画でも地味で重要な役で独特の味を出している。
大したものだ。