告白

2010年最大の衝撃作というキャッチフレーズは伊達ではないと思う。衝撃作というよりも問題作という印象を持ったが、とても面白く、よくできていて楽しめた。
原作によるところが大きいのかもしれないが、日本映画には珍しいよくできた凝った構成だった。と言っても実は先週見た「私の中のあなた」と完全に同じと言って良いものだった。序盤、登場人物がそれぞれ一人語りするという形で話が進むというものだ。もちろん構成が良いことと映画が面白いこととは因果関係もないが、面白さを盛り上げるためにはストーリーにあった構成になっていることは重要だと思う。この映画ではこの構成はピッタリはまったと思う。そもそも題名が告白だというように、いろいろな登場人物が告白するとこのような形しかなかったのかもしれない。